サイプレスは、イトスギです。
学名は、Cupressus senpervirens ヒノキ科の常緑樹です。

背の高い、一本すらっとした木は、とっても素朴でもあり雄大でもあると感じます。

古くから神聖な木としてのサイプレス

古くから、神々との繋がりや、死を象徴する木だったそう。

ギリシャ神話でのお話はとても興味深いです。
ギリシャ神話は、なんとも嘘でしょ!と言いたくなるような奇妙なことが起こりがちですが、サイプレスの神話を聞くと「日本昔ばなし」に出てきそうなストーリーで、サイプレスの植物としての懐の深さというか暖かさを感じずにはいられません。

端的に言うと、美少年キュパリッソスが、大好きな聖獣を誤って矢で殺してしまい、深い悲しみを感じ自らも死ぬと言った時に、アポロンが不憫に思って、それならば木に姿を変えて永遠に喪に服せるように。
そして、墓場のそばにあるように。とサイプレスにしてあげたと言うお話。

地中海沿岸では、墓地のそばにサイプレスがよく見られるそう。

ちなみに、キュパリッソスの涙がサイプレスの精油だという逸話も。

一本のまっすぐそびえ立つ木の姿、逸話を想うと「道しるべ」というのが私の中でのキーワードになっております。

そういえば、アロマを意識した時に出会った最初の香りはサイプレス。
今こうして、アロマの人生に導いてくれたのかなあ。

こんなところが得意です

アラビアでは、サイプレスの森に長期療養所があったという話を聴きました。

サイプレスは、呼吸器に良いというのも経験から得た財産でしょうか。
成分にも、鎮咳作用のあるδ3カレンを持ちます。
咳が止まらなくて森林に行けなくても、手元にサイプレスの精油がある。
それが現代人の知恵でしょうか。

精油の成分は、ほとんどモノテルペン炭化水素類。
元気にしてくれるのが得意な成分であり、肉体疲労にもおすすめです。
サイプレスは、特に血液循環をよくし、身体の中をしっかりと巡らせてくれるのが得意です。
これも、モノテルペン炭化水素類を多く持つところからも考えられます。

微量成分もまた、巡らせるのが得意な成分がありますので、きっと相乗効果が精油内で起こっているのではないかと、勝手に考察しております。

精油というのは、単一成分でできていないということは、ご承知だと思います。
成分から考察する時、主となる成分からはもちろんいろんな想像ができますが、そうじゃない「微量成分たちの集合」というところに、私的にはロマンがあります。

サイプレスも、微量成分が力を発揮してくれるのでそんな時、ちょっとムフフと思ったりします。
超微量成分のマノオールがその一つです。

エストロゲン様作用があると言われている成分のマノオールが超微量含まれております。
月経トラブルや更年期の症状のサポートも、同時にできるかもしれません。

身体のメンテナンスにもとってもおすすめの一本ですし、
同時に「先をしっかり見据えて進む」ための一助となる香り。

頼り甲斐のある先輩。
私にとってのサイプレスは、そんな感じです。

*あくまでも個人的見解です。

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